路上の勇者

日常

路上の勇者

映画『銀魂 THE SEMI-FINAL』を見に行く途中、 僕はお父さんの運転している車の中で

外をながめていた。

何気ない青信号停止に少し長いと感じていた時、 歩行者信号は赤にも関わらず、自分より

大きい車体の前に立ち塞がる1人の勇者が現れた。

僕はその時思った、

「自分より圧倒的に強い者(車)を前にして、本気で轢かれたら死ぬ恐れもあるのによく前にでてくるな」と。

その勇者は10秒ほど道路の真ん中を占領し、仁王立ちで笑顔を見せた。 まるで「私が来た!!」と言わんばかりに。 僕はこの不思議な出来事について考えていた。

そして勝手に納得した考えがこれだ。

彼はもしかしたら路上で倒れている人がいた時に、自分が車の前に出て停めることが果たして出来るのだろうか? と言う疑問をここで実行出来るんだと証明したかったのではないだろうか。

私はそう思った瞬間に彼が錆び付いた鎧とマントを身にまとった勇者に見えた。 彼の行動が今後、何かに活きる事を僕は心から願っている。

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